「個別記事」
みんなで作るつながり話
66 : 金剛鉄◆Fcb9gzvvDoY: 2012/01/23 11:25
金星人「!! そ、それは・・・!」
金星人があれだけ動揺している・・・この粉奴らの弱点か何かなのか?
とりあえず袋を手に取ってみる。僕自身には何の効果もないようだ、触っても何も感じない。
僕はよく観察するため袋を持ち上げる。
金星人「や、やめろ。それを私に向けるな。」
金星人の取り乱し方からして間違いない。やつらにとってこれは何か危険なものなのだろう。
・・・だがこの粉にどんな効果があるかわからない今むやみに奴を刺激するのは得策ではないだろう。
なぜなら奴の手には拳銃が握られたままだ。
今は取り乱していて銃口はこちらに向いていないがこちらがこのまま近づいていけば撃ってくるのはまちがいないだろう。
ではどうするか・・・やはり。
ジェイル「僕は何も君に害を与えようというつもりはない。おとなしく君が引いてくれればそれでいいんだ。」
僕の声に金星人は少し落ち着きを取り戻したようだ。
金星人「な、何を。そんなことできるわけないだろ・・・そうだ、こっちには銃がある。そんな条件俺が飲む必要はねえ!!」
銃口がこちらに向けられる。
金星人の手が引き金にかかる。
ーバン
ジェイル「・・・?」
思わず閉じていしまった目を開け前を見ると金星人ともみ合うルカトさんの姿が。
ルカト「ジェイルよ、その粉をよこすんじゃ。」
僕はルカトさんに袋を放り投げる。
金星人「や、やめろ。たすけ・・・」
今や目の前にまで迫ってきた粉に恐怖する金星人。
すかさずルカトさんは粉を手に取ると金星人に振り掛けた・・・